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中国語基本会話フレーズ集、新発売。

日本語、中国語の代名詞について

現在、「重要構文編」の例文の日本語訳について、日本語ネイティブの方と摺り合わせ作業をしていますが、改めて日本語と中国語の違いをいろいろ実感させられています。その一つに代名詞の使用頻度の違いが挙げられます。例えば次の例文を見てください。

“真没想到他会骗我,我还一直把他当做好朋友呢。”

そのまま訳すと、「彼が私を騙すとは思いもよりませんでした。私はずっと彼を親友だと思っていたのに。」になりますが、代名詞の多用で日本語が大変くどく感じられるというのがネイティブの意見だったので、最終的には「あの人が騙すとは思いもよりませんでした。ずっと親友だと思っていたのに。」という訳に落ち着きました。

代名詞のほかにも、日本語と中国語の思考回路の違いから、そのまま日本語に訳出できない中国語表現が多々あるので、文法の練習とともに、そういった違いにも目を配っていただければ、中国語の勉強は新しい発見に満ちた楽しい旅になるでしょう。

中国語で、子供の溺愛ぶりを表す表現

日本語では子供を大変可愛がるときに、「目に入れても痛くない」という表現を用いることがありますが、中国語では子供の溺愛ぶりをよく次のように表現します。

“捧在手里怕摔了,含在嘴里怕化了。”
(両手の上に乗せたら乗せたで、落とすのが怖いし、口の中に入れたら入れたで溶かすのが怖い。)

子供に少しでもけがや嫌な思いをさせないように、とても大事に大事に育てる親の溺愛ぶりが躍如としています。

「だらだら」と“拖拖拉拉”

「だらだら」と“拖拖拉拉(tuōtuōlālā)” は両方とも、仕事や勉強を急がず長々といつまでもやっていることを表現しています。

例えば、こんな場面で使います。

这个剧本我拖拖拉拉地写了一年才写完。
この脚本はだらだらと一年も書いてやっと完成しました。

「だらだら」と“拖拖拉拉”はもともとの構造が違いながらも、音の響きといい、ニュアンスといい、とても似ているので、すぐ頭に定着します。このような似た者同士の言葉を見つけるとやはり嬉しいですよね。

「人が多い」の日中表現比較

今日は「人が多い」ことを表す日中の面白い比喩表現を比較してみたいと思います。

日本語では「芋を洗うような人だかりだった」と表現しますが、中国語では“人多得像下饺子”で表現します。「芋」、“饺子”とそれぞれ身近な食べ物で表現しているところがなかなか面白いですよね。

面白い人称代名詞 “人家”

今日は、日本語には無いニュアンスを持つ、
面白い人称代名詞 “人家” を紹介します。

次の例文にある、“人家”は何をさしているのかを当ててみてください。

1. 你再乱说,人家可不理你了。
2. 别跟人家比,人家是人家,咱们是咱们。
3. 你既然选择了她,就应该好好对待人家。
4. 你看人家小王,说得不多,做得却不少,哪像你呀,光说不做。

答え:
1. 我(話し手自身を指す) 2.别人 3. 她
4. 小王(“人家小王”で「王さんはね」というニュアンスで、
  王さんを引き合いに出しています)。

日本語訳:
1. これ以上変なことを言うと、相手にしないよ。
2. 人とは比べない。人は人、うちはうち。
3. 彼女を選んだ以上、彼女に優しくしてあげないと。
4. 王さんはね、口数は少ないけど、行動力があるんだよ。
  口先ばかりのあなたとは違ってね。

“登录”と“注册”の違いについて

facebookやTwitterなどをしたいとき、アカウントを持っていない場合はまず「登録」しますが、
ここの「登録」は、中国語では“注册”(zhùcè)といいます。

またアカウントをすでに持っている場合は「ログイン」すればできますが、
ここの「ログイン」は中国語で言うと“登录”(dēnglù)です。

同じ「登録」でも、日本語と中国語ではニュアンスが違うのでご注意ください。

※画像は、『Baidu』のログイン画面です。

起きてたの?

(中文)
一天,我和几个“妈妈朋友”带着孩子出去玩儿。路上孩子睡着了,我想,睡着了正好,坐车的时候就不会闹了。结果上车才五六分钟,孩子就醒了,我随口说道:「起きたの?」不过旁边的“妈妈朋友”却说:「起きてたの?」
虽然这两种表达只差一个“て”字,但是意思却差很多。我说「起きたの?」是因为受汉语的影响。汉语这时候一般说,“你醒了啊”。但在日语中,「起きたの?」一般是妈妈一直看着孩子,亲眼看到他醒的那一瞬间时用。而「起きてたの?」的话,一般是没有看到孩子醒的那一瞬间,而是突然发现孩子不知什么时候已经醒了时用。

(日本語)
ある日、数人のママ友達と子供を連れて、遊びに出かけました。途中で子供が寝てしまいましたが、寝てくれてちょうどよかった、電車に乗るとき騒がれずに済むから、と思いました。しかし、乗車してわずか五、六分で起きてしまいました。私は「起きたの?」という言葉が自然に口から出ましたが、隣のママ友達は「起きてたの?」と言っていました。
この二つの表現は、たった「て」一文字の差で、意味は大きく違います。「起きたの?」を言ってしまったのは中国語に影響されたためです。中国語はこの場合ふつう、“你醒了啊”と言います。しかし日本語では、「起きたの?」は、一般的に母親はずっと子供を見ていて、自分の目で子供が起きた瞬間を見たときに使います。一方、「起きてたの?」の場合、一般的に子供が起きた瞬間は見ておらず、子供がいつの間にか起きていたことに突然気づいた時に使います。

同形異義語

(中文)
看到“妖精”这个词,我想中国人可能马上会想到《《西游记》中的很多美女妖怪来。这些美女妖怪们要是吃了唐僧肉,就可以长生不老或者成仙,所以她们使出浑身解数,希望能迷惑住唐僧。
而日本人一看到“妖精”这个词,则可能会联想到森林中可爱的精灵或是美丽的童话世界。
因此,在日语的小说或是杂志上看到“妖精”这个词时,我常常感觉很别扭。因为它实在是和中文的含义相去太远了。

(日本語)
「妖精」という言葉を見かけると、中国人は多分すぐに「西遊記」の中に出てくる多くの美女の妖怪を思い浮かべるでしょう。それらの美女の妖怪は三蔵法師の肉を食べると、不老不死になるか仙人になれるので、彼女たちは渾身の技を使い、三蔵法師を誘惑しようとします。
一方、日本人は「妖精」という言葉を見かけると、すぐに森の中の精霊か美しいファンタジーの世界を思い浮べるでしょう。そのために、日本語の小説や雑誌で「妖精」という言葉を見かけると、私は大変違和感を覚えます。なぜならそれは中国語の意味とあまりにもかけ離れているからです。